君が見せてくれた、私の世界
「わぁ…!
すごいわね、この量…。」


「仕事の同僚から聞いてはいたけど…こんなにもすごいんだね。
…そよ、聖美。
なにか食べたいものはある?」


「わ、私…綿あめ食べたい!」



ふわふわしてて、雲みたいなやつ。


向こうにいた時も食べてたけど…日本のやつはどうなんだろう。


絶対美味しいよね…!



わくわくしながら、綿あめ屋さんでパパに綿あめを買ってもらうと。


ふわふわのそれを小さくちぎって、口に入れてみた。



「美味しい!」


「ママにもちょうだい。」



ママに綿あめの袋を渡して、口の中の綿あめを堪能する。


ふわっと溶けて、甘くて美味しい。


口に少し残るザラメがまた良き。



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