君が見せてくれた、私の世界
なんで、あんなにドキドキしたんだろう…。


久しぶりに会ったから…?


でも入院してる間は、ほとんど毎日会ってたんだから…そんなに大きな変化があるわけじゃないし…。



「もう、あなたったら。
ヤキモチ妬いて冷たくしないの。」


「ううん…。
そよに男の子の友達が出来たのは、パパとして複雑なんだよ。
もちろん、聖美に男の知り合いがいたら嫌だなぁ…。」


「まぁ…!
私は、あなた一筋よ。」



……勝手にイチャイチャし始めた…。


はぁ…とため息をこっそりついて、海辺の方を見ると。


そろそろ花火が上がるのか、人が砂浜の方に集まり始めていた。



「そよ、浜辺の方に行こうか。
防波堤の手前で見よう。」


「それがいいわ。」



防波堤に移動すると、さっき以上に活気があって、ほとんどの人が砂浜にブルーシートを広げていた。



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