君に恋してると気づくまで
ワタシと優人の出会いは5歳のとき
マンションで玄関はお向かい
すぐそばに、手が届くところに優人がいた
「ゆーと!あのね、ゆーと、昨日四つ葉のクローバー見つけたんだよ!」
「僕、カブトムシ見つけた!」
この頃の優人は、天使みたいだったんだ
中2のときは、ギクシャクした
周りが彼女とか彼氏とか言い出して
話しかける勇気がお互いになかった
だけど、確か優人が私の風邪に気づいてマフラー巻いてくれて
それで、私たちの時間がまた始まった
ワタシって優人だらけ
ワタシのナカ優人じゃん