【完】『龍の倅(せがれ)』

そのいっぽうで。

国抜けした連中の親族は、

「あれは国抜けではない、腰抜けだ」

などと蔑視され、なかには堪えきれずに逃散した者もあった。



< 82 / 120 >

この作品をシェア

pagetop