ハイバネーション 【完】
「ま、あのルックスじゃ、
 モテるよな~」


たしかに。
化学の先生は小太りのたぬきみたいな
体系で、性格は悪くないけど
分厚いメガネも似合ってなくて、
ルックス的には残念なタイプ。

『先生、元気出してっ』

「おう。ありがと。って、え?」

『じゃ、失礼しまっす』


あたしは逃げるように職員室を後にした。
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