ハイバネーション 【完】
「・・すいません」


竹井先生、顔も上げず
ひとことつぶやく。


「では、この話はこれで
 終わりにしましょう。
 ごくろうさま。
 皆さん戻っていいですよ」


マキはあたしの肩に手を添えて
「行こう」と言いながら
校長室から連れ出してくれた。
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