今は亡き踊らせたピエロ。
「おはようございま〜す」

小さい声で先生に挨拶を返し

廊下を歩きながらクラスに向かった

久しぶりにみんなに会えるんだ

なぜかワクワクとドキドキが止まらなかった。

教室のドアを開けると
みんなざわざわしていた。

「これなに?」 「お前何番?」

などと話をしていた

自分の席に向かうと自分の机の上に
『37番』と書かれた番号の紙が置いてあった

「なにこれ…」つい口に出してしまった

「あい〜 おはよ!」

「おはよ!りんか!」

「あいは何番だったの?」

「私は37番だよ!
りんかは何番なの?」

「うちはね6番だよ!」

「へぇ〜そうなんだね!
でもこれなんの番号?」

「それがね! 誰がなんのために
やったのかわからないんだよね〜」

教室の前のドアが開いた

「は〜い!静かにして!」

その瞬間クラスが一瞬で静かになった。
< 3 / 11 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop