最後の夜~LAST NIGHT~
「なにこれ!」

春期はこっちを見なかった。

しかし、春期は、口を開いた。

「ちゃんと、書いたろ?」

「なんで、どーゆうこと?」

「そーゆーことだよ。」

「その子は何!」

「そこにかいてあんだろ」

なんで急に・・・しかも本気だ・・・。

「もういい・・・かえる。」

「おぃ・・・」

耳には、何も入ってこなかった。

私はただ、やみくもに走った。走って、走って、走り続けた・・・

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