最後の夜~LAST NIGHT~
「あれは・・・さ・・・芽維のいたずらだったんだ・・」

俺はこんな事を言っても信じてくれるはずないと

思いつつ、言った・・・

「・・・っグス・・・」


アイツの泣き声が聴こえた・・・


俺は胸が張り裂けそうだった・・・。



「私・・・不安だったんだ・・」

心愛が口を開いた。

「ほんとに春期は私の事好きなんだろうか

トカ、私なんかで良いんだろうか・・・って・・・

んで、そんな気持ちのとき、春期出てっちゃうでしょ?

何も信じられなくなっちゃって・・・」



不安なのは俺だけじゃなかったんだ・・・


俺は自分が恥ずかしくなった・・・。





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