メガネ地味子の隠した事情
聞いてた瑞穂ちゃんも

「ひかるは可愛いのにさ、色々言われててやるせない時あるよ?見る目のないヤツらだなとも思うけど。」

2人にも私が色々言われてるのは耳に入ってたんだね。
心配させちゃったかな。

「2人ともありがとう。でも今更色々してっても逆にはぁ?ってなりそうじゃない?私はもう言われる事に慣れてるし。趣味バレしない為にも地味子の偽装は役に立ってるから良いんだよ。」

ニコッと言うと


「本来は可愛い系美少女なのに。勿体無いとは思うけど趣味の時に全開にして楽しんでるし、最近は私達と出掛ける時は偽装じゃなくて素の方だから良いか。」

少しのため息をつきつつ瑞穂ちゃんは納得してくれたらしい。


「うーん、まぁ本人が気にしてないなら良いか。あ、でも今年の文化祭はうちのクラスと隣のクラスで合同で模擬店でしょ?イケメングループのメンバーやらが居るから執事喫茶だってクラスの女子が気合い入れてたよ?それで・・・」

ん?なんか含み持たせてる?


「女子はメイドなんだってさ!」


なんですと!!!!


「瑞穂ちゃんと沙織ちゃんのメイド服は私が気合いを入れて作らなくてはね!まかせてね!」


ふふふ、飾りがいのある2人だもんね!
楽しみだわぁ。


「いや、それが女子全員メイドって話なんだって!」

危うく飲んでたアイスティー噴き出すところだった。

はい?!!


聞いてないよ?


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