メガネ地味子の隠した事情
翌日一応言われた通りに持ってきたコスプレ用に作ってたメイド服。

もしや、沙織ちゃんが着たいのかなと思いつつフル装備出来るように持ってきた。


それは控え室に置いといて、私は今日も室内装飾に凝っている。


そうして、今日の放課後になる時間にはみんなの協力で執事&メイド喫茶は完成した。

明日の準備1日はプレ文化祭となり学内の生徒オンリーの文化祭だ。
そして翌日には一般参加もオッケーの文化祭本番を迎え、その日一般参加が帰ると後夜祭をして終わる。

ここはお祭り好きが多いからきっと明日から騒がしくなるだろう。

そうして準備を終えて、ほとんどの人が帰ったので私も帰り支度をしていると

「「ひかる、ちょっと!!」」

講義室ドアの外から帰り支度の済んだ沙織ちゃんと瑞穂ちゃんが声を掛けてきた。


「はいはい、どうしたの?」

私も荷物を持って向かうと2人に押されて女子更衣室用の控え室に入れられた。

「さ、ひかるこれ着て見せて?」

「ほらほら早く!」


2人に急かされてあれよとコスプレメイド服に着替えた私はメイクもしてウィッグも被ってすっかりマンガのキャラクターに変身した。


「いつ見てもひかるの作る衣装もメイクも作り込みの完成度が高いよね!」


「私も写真見てるけどホント生で見るとまたクオリティの高さ感じるわ。」

2人とも私に何をさせたいのかな?
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