メガネ地味子の隠した事情
エピソード１
暑さに負けそうになりつつも何とか学校に到着。

下駄箱で上靴を脱ぎ上履きに履き替えたところで後ろから声が掛かる。

「ひかる！おっはよー！」

「沙織ちゃん、おはよう。」

テンション高く朝の挨拶の声を掛けてくれたのは相澤沙織ちゃん。
見た目は激しくギャルなのだけど、とってもいい子で趣味が合い意気投合。
2年生で同じクラスになってからすっかり仲良くなった。

見た目ではチグハグな私達だから周りからは視線を集めるけどその先はもっぱら可愛い系ギャルの沙織ちゃんだから私もそんなに気にせずにいる。

ギャルな見た目だけど成績は優秀で、私も沙織ちゃんも学校から指定校推薦を貰っているので自由気ままな夏休みを過ごしている。


「ひかる、アレ進んだ？」
「あと2日程頑張れば完成するけど、明日と明後日はバイトだよ。」

そういうと

「ひかるの趣味はお金掛かるから稼ぎ時に稼がないとね！」

その通り私の趣味はそこそこ資金が必要なのでちょこちょことバイトをしている。

夏休みは友達の家がやっている海の家で裏方バイト中だったりする。
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