メガネ地味子の隠した事情
「さて、ひかる準備はいい？まずは講義室前で喫茶店アピールよ！」


私の普段から掛け離れた姿で湧いてるうちにそろそろプレ文化祭スタートの時間が迫っていたのでバタバタと準備してそろそろ開始という頃にそう声を掛けてきた沙織ちゃん。

つまりこの教室での変わり種メイド服の私と沙織ちゃんと瑞穂ちゃんは接客もするがメインは客引きである。

なのでこの声掛けは理解しているので


「分かった。看板とか持つべき？」

そう聞くと

「ひかるの格好が既に看板みたいなものだから大丈夫！いい笑顔振り撒いてアピールよろしく！」

そう言ってきたのは1番忙しそうにしている実行委員にもなってる瑞穂ちゃん。


「オッケー！しっかりアピールしてくるから。」

そう答えていると



「俺も客引き出るから、よろしくな！」


そう言ってポンと肩を叩いたのは高山くん


「うん、よろしくね！」


そうして沙織ちゃんと高山くんとスタンバイした頃、プレ文化祭スタートの合図が校内放送で流された。

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