メガネ地味子の隠した事情

あの２人と一緒に居るなら学校が一緒だったりするのだろう。
いずれ探して話をしたい。

でもフッと過ぎるのは、雰囲気や髪型や色は違えどヒールの高さを抜いたら背格好はいつも一緒に居る大人しいタイプの一ノ瀬さんそっくりである。

とりあえずこの集団に居る今は声をかけたりは無理だと彰は今は大人しくしていることにした。


車輌を移り３人で話しながら乗っているといつの間にか主要駅に着いていた。


ホームを見ると地元で見掛けた同じ学校の男子の集団が降りて行く。

「あいつら、本当に騒がしかった。なんで男子って寄って集まると騒がしいんだか。」

顰めっ面の瑞穂ちゃんに

「あの集団は特に騒がしいから仕方ないよ。イケメングループって下級生から同級生まで女子が騒いでるもの。」

沙織ちゃんは呆れた様な顔で言う


「落ち着きなく騒がしい時点でイケメンだろうがアウト！恋愛対象外だね」

２人に言うと


「「確かにね！同級生はどうも子どもに見えて無理！！」」


そんな２人は沙織ちゃんは大学生の瑞穂ちゃんは社会人の彼氏がいるのだ。

2人から見たら確かに同級生はお子ちゃまだろう。


「私も２人みたいに同級生じゃ無理とかカッコよく言ってみたい･･･」


「「いや、今のひかるに言われたらあいつらでもスゴスゴ引き下がるから！」」


んー、外見に力入れたくらいじゃ無理でしょ？


「「いや、ひかるは内面もいい子で飾り立てれば可愛い系女子だからね？！」」


「２人とも表情から考えてる事読んで突っ込まないで？とりあえずそんなことは無いだろうからさ」


そう言うと


「「ひかるは分かってないね。」」

２人に呆れたため息を付かれた。