マーケット部政談





こんな調子で、雀様は3ゲーム堪能された。



「私、ボーリングの才能あるんかなー?」



スコアは、80行くか行かないかくらいだったくせに偉く上機嫌で、まあ不機嫌よりは全然いい。



「さあ、雀様。そろそろ屋敷に戻りましょう。」



「えー、お腹空いた。」



「屋敷に帰ったら、すぐに夕食の準備をさせますので。」



「嫌やー! ここでなんか食べるー! 食べ物持って来てー! そやないと、うち、ここから動かん。」



やれやれ、とんだお嬢様だ。




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