マーケット部政談





しかし、雀様はよっぽどポテチをお気に召したのか、その日からポテチを食べる仕草、エアーポテチをされるようになった。



「ねえ!」



「何か御用で?」



「スーパーのポテチ……。」



オレは慌てて雀様の口元に手をやった。



「いけません! 他言しては……。」



「うーん、わかっとるよ! はあ、食べたいなー、ポ・テ・チ!!」



「す、雀様!!」



こんな調子で、ヒヤヒヤして、とても仕事にならない。




< 147 / 327 >

この作品をシェア

pagetop