ハニー♡トースト


「もう、いつまで笑ってるんですか!」


なかなか笑いのおさまらない御曹司に私は言う。


「あー笑った。あ、そんな腹減ってんならこれ食べる?」


そう言って御曹司は目の前の美味しそうな料理たちを指差す。


「えっ!いいんですか!?」


「桜田さんっ!!」


さっきよりもすごい目で根本さんに睨まれ、私は慌てて背筋を伸ばす。


くっくっくっ、と音がしたかと思ったら、また御曹司が笑い始めた。


「ばーか、普通遠慮するだろ…」


「なっ…わざと!?」


ほんっとやなやつ!!

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