ハニー♡トースト
「メイドの募集であなたの前にもいろんな人がきたんだけどね、大体は朔弥様目当てで。まあ大方仕事が大変だったり朔弥様にひどいこと言われたりで辞めてったんだけど。」
「そ、そうなんですね…」
だからあんなに給料が良くて条件もいいのに残ってたのか…
まああのこき使われかただったら辞めたいと思ってもおかしくはない。
「お二人は、どうなんですか?朔弥様のこと…」
「んー、かっこいいとは思うけど、私の歳だとね…もうお母さんってくらいだから。」
百合さん、40代くらいってこと!?みえない…
「私は全然告白されたらおっけーだけどな。まあガチで狙ってはないかなー」
そういうカナさんはまだ大学生くらいかな…?目が大きくて美人さんだな…
「…ここのメイドさんって顔面偏差値高いですよね…」
「まあね、それ基準で選ばれてるのもあるし」
当然のようにカナさんが言った。
「まっあんたもどれくらい続くかわからないけど、頑張んな」
カナさんにぽん、と肩を叩かれる。
「私は絶対にやめません!!」
「頑張ろうね、ひなちゃん」
そういって百合さんは優しく微笑んだ。