ハニー♡トースト


「お待たせしました!」


私は超特急で着替えて門の前まで走った。


「遅い。早く乗れ」


車の中から偉そうに指図する悪魔一名。


「いってらっしゃい、ひなちゃん」


悠人さんの笑顔…天使!!


「…あれ?悠人さんは一緒に行かないんですか?」


悠人さんは苦笑すると、すっと顔を近づけてきた。


「朔弥様、独占欲強いから」


耳元で言われ、また顔が赤くなりそうになる。


「じゃ、じゃあいってきます」


私は急いで車に乗る。車はゆっくりと発車した。

< 41 / 233 >

この作品をシェア

pagetop