君の瞳にわたしが映っても(完)
美希さん、今なに言おうとしました?
「みっきさーーん???」
「こわっ。目が笑ってねーし。」
そう言ってクスッと笑う相川。
「笑ってるし。」
「笑ってねーよ。」
「相川の方が笑わないじゃん。」
「調子のんな。」
「乗ってない!」
「はあー。ばか。」
「ばかで結構です!」
ほんとにくだらなすぎる会話。
だけどこのどうでもいい時間がずっと続けばいいのに、と思うわたしはきっと病院にいったほうがいいのかもしれない。
喋っている間も相川のたまに寄せられる眉とか、おかしそうに目を細める時とか、胸が痛いくらいにキュンとする。
自然とこぼれる笑みは、ニヤニヤと判別されてもきっと文句は言えない。
「あははは!」
「みっきさーーん???」
「こわっ。目が笑ってねーし。」
そう言ってクスッと笑う相川。
「笑ってるし。」
「笑ってねーよ。」
「相川の方が笑わないじゃん。」
「調子のんな。」
「乗ってない!」
「はあー。ばか。」
「ばかで結構です!」
ほんとにくだらなすぎる会話。
だけどこのどうでもいい時間がずっと続けばいいのに、と思うわたしはきっと病院にいったほうがいいのかもしれない。
喋っている間も相川のたまに寄せられる眉とか、おかしそうに目を細める時とか、胸が痛いくらいにキュンとする。
自然とこぼれる笑みは、ニヤニヤと判別されてもきっと文句は言えない。
「あははは!」