君の瞳にわたしが映っても(完)
男女二人がベッドの上……
「っ〜////」
そう考えたらどんどんと体温が上がっていくのがわかった。
一人で変なことを巡らす自分に恥ずかしくなって、余計恥ずかしさが倍増する。
そして次の瞬間、相川はゆっくりと起き上がると、そっとわたしの頰を撫でてきた。
自分で叩いたくせに、すごく不安げな表情をしている。
わたしのよこに必然的に手をついて、まるで覆いかぶさるようにしている相川の顔を、盗み見る。
か、カッコいい。
少し乱れたVーネックからは鎖骨が見えていて、男子らしい喉仏が魅力的で、そして何よりその色っぽいきりながのひとみが…
って、そーじゃなくて!!
「あ、い、かわ?」
息もできないくらい早く心臓がドキドキと音を立てている。
恥ずかしくて、鼓動が早くて、頭がふわふわする。
きっと今のわたしの顔は、真っ赤。