君の瞳にわたしが映っても(完)
「これは新しい恋をするチャンスじゃないの?」
美希が嬉しそうに語っている。
「え、は?なんでそーなってんの?」
「ほら、早く行きなよ!告白する子待ってるよー!」
ちょ、なんでそんな展開に…
ちらっとドアの方に目を向けると、いかにも野球部に入ってそうな坊主の男子が一人佇んでいる。
見たことないなあ。
ていうか、それにしても…
…ち、小さい!
どこかの、小学生ですか?っていうような容姿。