君の瞳にわたしが映っても(完)

そしてタイミングがいいのか悪いのか。


「ごめーーーん!遅くなったー!!!」


あのチビが駆け出してきた。


わたしと相川は慌てて距離を取る。


気まづい空気がお互いに流れるが、チビは空気というものを読めないらしく。


「久しぶりでございます!相川様!!!!」


90度曲げてるんじゃないか、というくらい相川の目の前でバタン、と、倒れるようにお辞儀をした。

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