センパイ。
それから一週間が過ぎた。
私の風邪は完治していた。
そして私が今いるのは1の3と書かれたプレートがある教室の扉の前。
「大丈夫、大丈夫……」
先程からこうやって自分に言い聞かせているのだが、私の足はなかなかいうことを聞いてくれない。
教室に入るタイミングを見計らっていると。
「なにやってんの、彩希」
「しょ、翔太……おはよう……」
「うん、おはよう。なにしてんの?」
「教室に入りずらくて…」
「あぁ、そゆこと」
翔太は私の腕を引っ張ると、扉を開けて教壇へずんずんと進んでいった。
「こいつ、今日から来た中野彩希。仲良くしてやって」
クラスの全員から注目を浴びた私がその後翔太にブチ切れたのは言うまでもない。
私の風邪は完治していた。
そして私が今いるのは1の3と書かれたプレートがある教室の扉の前。
「大丈夫、大丈夫……」
先程からこうやって自分に言い聞かせているのだが、私の足はなかなかいうことを聞いてくれない。
教室に入るタイミングを見計らっていると。
「なにやってんの、彩希」
「しょ、翔太……おはよう……」
「うん、おはよう。なにしてんの?」
「教室に入りずらくて…」
「あぁ、そゆこと」
翔太は私の腕を引っ張ると、扉を開けて教壇へずんずんと進んでいった。
「こいつ、今日から来た中野彩希。仲良くしてやって」
クラスの全員から注目を浴びた私がその後翔太にブチ切れたのは言うまでもない。