暁色をした空は君を思い出させる。


2人で年を越し初詣を過ごしたのち、午前3時ごろ。



私たちは市内で1番高い山に登り始めた。



山頂に登るまでに休憩できるところがあったはずなので、そこまで登ったら初詣の時に買った食べ物を食べることになっていた。




悠「綾音ってやっぱり女子なんだよなぁ〜。体力もう全然違うじゃん」




私がゆっくり登っていると、悠太はハンッと鼻で笑った。




「いいの!その代わり女の子らしくなってんだから!」




悠「どうだか」




悠太はそう馬鹿にしながらも、定期的に立ち止まって待ってくれた。


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