暁色をした空は君を思い出させる。
そして迎えた卒業式。
アルバムに書くことを考えていたが量が多くてまとめられなかった私は、手紙を書いた。
感謝と応援。
今日は、悠太と登校することになっている。
卒アルを家で書いてから行きたいと言うのだ。
悠「人前でやんの、ほんと恥ずい」
昨日、そう言いながら誘ってくれた。
──ピンポーン
インターホンが鳴る。
「悠太だっ」
お母さんがキャッチしようとしたのを阻止して家から飛び出た。
「悠太おはよっ!あのね、卒アルに書くことまとまらなかったから手紙書いた!」
悠太がどんな顔をしているかと気になり見てみると、悠太の手にも封筒があった。
悠「あ、……俺も」