暁色をした空は君を思い出させる。
中学2年生。
もう男子とは全く会話をしなくなっていた。
挨拶も交わさない日々。
でも、そんな私ももう孤独ではなかった。
女友達が出来たのだ。
変わろうと決意し、メイクや髪型、ファッションを練習した。
女友達を作るために。
私は男ではいられない。と。
「おはよ!」
そう言うとおはようと返ってきた。
嫌がらせの中心人物はクラスメイトにはいなかったので、もういじめられることはなかった。