彼の笑顔に出逢いたい
さっきから感じるこのドキドキが、恐怖からきているものなのかはよく分からない。
彼との距離は近い…
少しでも動けば肩が触れ合いそうなほど。
床に手をつけば、もう一度彼の手に触れそうだった。
だから…というかそのお陰で、怖い話よりも意識が終始、隣の彼に向かっていた私は恐怖心を半減させることはできた。
それでも十分怖かった。
ただ怪談話そのものよりも、他の女性陣の悲鳴が一番心臓に悪かったのだ。
誰かの悲鳴が響くたびに、ビクっと体を揺らしてしまう私を見て無愛想男に
「ビビりすぎ…。」
って小声で苦笑されたけど、こういう時の誰かの悲鳴って本気で怖いし、恐怖心を煽られる。
隣のめぐも意外と怖がりなのか、途中から私の腕にすがりついていた。
彼との距離は近い…
少しでも動けば肩が触れ合いそうなほど。
床に手をつけば、もう一度彼の手に触れそうだった。
だから…というかそのお陰で、怖い話よりも意識が終始、隣の彼に向かっていた私は恐怖心を半減させることはできた。
それでも十分怖かった。
ただ怪談話そのものよりも、他の女性陣の悲鳴が一番心臓に悪かったのだ。
誰かの悲鳴が響くたびに、ビクっと体を揺らしてしまう私を見て無愛想男に
「ビビりすぎ…。」
って小声で苦笑されたけど、こういう時の誰かの悲鳴って本気で怖いし、恐怖心を煽られる。
隣のめぐも意外と怖がりなのか、途中から私の腕にすがりついていた。