彼の笑顔に出逢いたい
迷子の子供
「片桐先輩と付き合う事になった。」
めぐからそんな報告を受けたのは、キャンプから戻ったその日の夜だった。
帰りも片桐先輩の運転する車で、昨日と同じ後部座席に結城さんと並んで座った。
そして昨日と同じ寮近くのコンビニの駐車場に止められた車。
昨日と違うのは、寮までの道を結城さんと二人で歩いて帰った事。
男子寮とは入り口が違うので、女子寮の門の前で彼とは別れた。
そしてもう1つ昨日までと違うのは、無愛想の中にもまだ親しみが感じられるようになったこと。
彼の中で、やっと知りあい程度には認めてもらえたのかもしれない。
それは手のかかる子供…という位置づけかもしれないけど。
それでも最初の頃よりは全然いいと思った。
めぐからそんな報告を受けたのは、キャンプから戻ったその日の夜だった。
帰りも片桐先輩の運転する車で、昨日と同じ後部座席に結城さんと並んで座った。
そして昨日と同じ寮近くのコンビニの駐車場に止められた車。
昨日と違うのは、寮までの道を結城さんと二人で歩いて帰った事。
男子寮とは入り口が違うので、女子寮の門の前で彼とは別れた。
そしてもう1つ昨日までと違うのは、無愛想の中にもまだ親しみが感じられるようになったこと。
彼の中で、やっと知りあい程度には認めてもらえたのかもしれない。
それは手のかかる子供…という位置づけかもしれないけど。
それでも最初の頃よりは全然いいと思った。