彼の笑顔に出逢いたい
無愛想にも程がある
「何やってんの花乃、大丈夫?」
気づくと隣を歩くめぐが心配そうに私を見ていた。
「…あ、うん。全然大丈夫。」ははは…と後は笑って誤魔化す。
「そう?ならいいけど。この辺まで来るのは初めてだよね。」
「そうだね。」
私たちの大学はかなりの広大な敷地の中にあり、緑も多く、何度かドラマの撮影で使われたこともあるのだとか。
まだ知らない場所の方が多くて、今は日々めぐと開拓中。
これだけ沢山の人の中にいても、めぐは一際目をひく存在で、ここまで歩いて来る間にもすれ違う男性のほとんどが必ずと言っていいほどめぐに目を奪われていた。
だけど、隣の彼女が思いがけない事を言った。
気づくと隣を歩くめぐが心配そうに私を見ていた。
「…あ、うん。全然大丈夫。」ははは…と後は笑って誤魔化す。
「そう?ならいいけど。この辺まで来るのは初めてだよね。」
「そうだね。」
私たちの大学はかなりの広大な敷地の中にあり、緑も多く、何度かドラマの撮影で使われたこともあるのだとか。
まだ知らない場所の方が多くて、今は日々めぐと開拓中。
これだけ沢山の人の中にいても、めぐは一際目をひく存在で、ここまで歩いて来る間にもすれ違う男性のほとんどが必ずと言っていいほどめぐに目を奪われていた。
だけど、隣の彼女が思いがけない事を言った。