彼の笑顔に出逢いたい
ライバル認定
大学に入ってから、3ヶ月が経った。
あれから何度か、めぐカップルに誘われてランチを一緒にする事があった。
そんな時は決まって結城さんも一緒だった。
学内で彼に会えるのは、そんな時くらい。
学部の違う彼らとは、建物が離れているため基本的に会うことは少ない。
あとは寮への行き帰り…例の小道ですれ違ったり、時々コンビニで一緒になったり。
寮が隣で近くに住んでいても、毎日会えるわけではなかった。
偶然会えればいい方で…
「どうしたの花乃。誰か探してる?」
「え…ううん。どうして?」
「なんかそう見えたから。違うならいいの。それでね…」
めぐはそれ以上わたしを追求する事なく、直前まで話していた水族館デートのペンギンの可愛さを力説しながら女子寮の門をくぐり玄関扉を開けた。
あれから何度か、めぐカップルに誘われてランチを一緒にする事があった。
そんな時は決まって結城さんも一緒だった。
学内で彼に会えるのは、そんな時くらい。
学部の違う彼らとは、建物が離れているため基本的に会うことは少ない。
あとは寮への行き帰り…例の小道ですれ違ったり、時々コンビニで一緒になったり。
寮が隣で近くに住んでいても、毎日会えるわけではなかった。
偶然会えればいい方で…
「どうしたの花乃。誰か探してる?」
「え…ううん。どうして?」
「なんかそう見えたから。違うならいいの。それでね…」
めぐはそれ以上わたしを追求する事なく、直前まで話していた水族館デートのペンギンの可愛さを力説しながら女子寮の門をくぐり玄関扉を開けた。