繋がる〜月の石の奇跡〜
試合時間が終了し、プレイしていメンバーがそれぞれ汗を拭いたり、水を飲んだりし始める。

少しすると大谷がえみたちの姿に気がつく。

「えみちゃん!あずさちゃん!」

手を高く上げて大谷が話し掛ける。

「大谷さーん!お疲れさまです!」

あずさが明るく返事する。

「料理の方はどう?1時くらいから昼ご飯にしようと思うんだけど大丈夫かな?」

「あとトンカツ揚げるだけなんで、大丈夫ですよ!」

あずさが返事する。

「オッケー!じゃぁ、よろしく!」

えみは「トンカツ」と聞いた瞬間、井上が小さくガッツポーズしているのを見た。

そして自然と笑顔になる。

『井上くん、喜んでくれてる。』
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