繋がる〜月の石の奇跡〜
八章
そして、合宿最終日がやってきた。
初日に起こった様々な出来事の後、えみ、井上、大谷の三人は何となく気まずい空気の中、最後の合宿を迎えようとしていた。
今日の合宿の予定は、午前中は通常通りの練習で午後は全員で大掃除をする。
そして夜は夏祭りがある。
「えみはお祭り誰かと行くの?」
昼食のカレーのニンジンを切りながらあずさが聞いてきた。
「あ、うーん。たぶん。」
えみは曖昧な返事をする。
「たぶんって何?誰かに誘われたの?」
あずさが興味津々に聞いてくる。
「うーん、井上くんを誘ってみようかなって思ってるの。」
恥ずかしさを隠しながらえみが言う。
「えー!井上くん!?」
あずさが外まで聞こえるほどの大きな声で言った。
「いつの間にそんなことになってたの?私、てっきり大谷さんといい感じなのかと思ってたよー!」
「あー、うん、色々あってね。今日、井上くんに私の気持ちを伝えようと思ってる。」
「えー!じゃぁ、お互い夜は気合い入れなくちゃね!」
えみの両手を取って、あずさが目を輝かせながら言った。
『井上くんに気持ち伝える前に、大谷さんにもちゃんと話さなくちゃ。』
えみは、心の中で強く決意した。
初日に起こった様々な出来事の後、えみ、井上、大谷の三人は何となく気まずい空気の中、最後の合宿を迎えようとしていた。
今日の合宿の予定は、午前中は通常通りの練習で午後は全員で大掃除をする。
そして夜は夏祭りがある。
「えみはお祭り誰かと行くの?」
昼食のカレーのニンジンを切りながらあずさが聞いてきた。
「あ、うーん。たぶん。」
えみは曖昧な返事をする。
「たぶんって何?誰かに誘われたの?」
あずさが興味津々に聞いてくる。
「うーん、井上くんを誘ってみようかなって思ってるの。」
恥ずかしさを隠しながらえみが言う。
「えー!井上くん!?」
あずさが外まで聞こえるほどの大きな声で言った。
「いつの間にそんなことになってたの?私、てっきり大谷さんといい感じなのかと思ってたよー!」
「あー、うん、色々あってね。今日、井上くんに私の気持ちを伝えようと思ってる。」
「えー!じゃぁ、お互い夜は気合い入れなくちゃね!」
えみの両手を取って、あずさが目を輝かせながら言った。
『井上くんに気持ち伝える前に、大谷さんにもちゃんと話さなくちゃ。』
えみは、心の中で強く決意した。