繋がる〜月の石の奇跡〜
午前中の練習が終わり、メンバーたちが続々と食堂へと集まってくる。
井上と大谷は、体育館で後片付けをしていたために、少し遅れてやってきた。
2人の姿を見て、えみはソワソワとした落ち着かない気持ちになる。
『大谷さんに話さなくちゃ。』
そのことばかりを考えながら、えみはあずさと一緒に食堂の隅にあるテーブルで食事をとった。
30分も経たないうちに、昼食を食べ終えたメンバーが次々に食堂から出て行く。
「午後は掃除だからな!」
カレーライスを食べ終えた大谷が、念を押すようにメンバーに忠告した。
「今日も美味しかったよ。ごちそうさま。」
食器を運びながら、大谷がえみとあずさに向かって笑顔で言う。
「あの!大谷さん!」
えみは自分でも驚くほどの大きな声で、大谷の名前を呼んで引き止めていた。
えみの声に反応して、井上が食堂の入り口近くからえみと大谷の様子を気にしながら眺めている。
えみは大谷に話し掛けることに必死で、井上が自分の方を向いていることなな全く気づいていなかった。
「どうしたの?えみちゃん。」
大谷は、えみの顔を除き込むようにして尋ねた。
「あの、、えっと、、あの、、話したいことがあって。」
えみは緊張のあまり、言葉が上手く出てこない。
「食事の後片付け手伝うから、それ終わったらゆっくり話そう?」
えみの様子を察して、大谷は優しく言った。
井上と大谷は、体育館で後片付けをしていたために、少し遅れてやってきた。
2人の姿を見て、えみはソワソワとした落ち着かない気持ちになる。
『大谷さんに話さなくちゃ。』
そのことばかりを考えながら、えみはあずさと一緒に食堂の隅にあるテーブルで食事をとった。
30分も経たないうちに、昼食を食べ終えたメンバーが次々に食堂から出て行く。
「午後は掃除だからな!」
カレーライスを食べ終えた大谷が、念を押すようにメンバーに忠告した。
「今日も美味しかったよ。ごちそうさま。」
食器を運びながら、大谷がえみとあずさに向かって笑顔で言う。
「あの!大谷さん!」
えみは自分でも驚くほどの大きな声で、大谷の名前を呼んで引き止めていた。
えみの声に反応して、井上が食堂の入り口近くからえみと大谷の様子を気にしながら眺めている。
えみは大谷に話し掛けることに必死で、井上が自分の方を向いていることなな全く気づいていなかった。
「どうしたの?えみちゃん。」
大谷は、えみの顔を除き込むようにして尋ねた。
「あの、、えっと、、あの、、話したいことがあって。」
えみは緊張のあまり、言葉が上手く出てこない。
「食事の後片付け手伝うから、それ終わったらゆっくり話そう?」
えみの様子を察して、大谷は優しく言った。