The Guardian Legend
1章 守護神の世界


 とある昔のことだった…


 守護神と呼ばれる3人の神々は、自分たちが住む世界を独自に築き上げ、人々を導く神であった。


 3つの世界とその3人の守護神とは…


 まず、人間界の守護神…


 人間は唯一無二の存在だと、信念を貫き通した鬼神朱羅(シュラ)


 魔界の守護神…


 魔界こそ世界の頂点に君臨すべきだと、主張した魔神凌雅(リョウガ)




 そして、天界の守護神…



 争いは、憎しみしか生まないと、平和主義者の天神聖仙(ショウセン)

 彼らは長年互いに自分こそ正しいと争ってきたが、もう限界だった。

 それもそのはず、争いは50年続いたと言われてきたのだから。



 そこで守護神たちは、最後の力で自らの分身といえる守護獣たちを降臨させた。



 それを住民たちの魂に宿した。

 守護神の力には遠く及ばないがそれなりの力を与えた。


 役割を終えた守護神たちは自らを封印するように眠りに就いた。


しかし、それはまた長きに渡る争いの火種となってしまった。



< 1 / 96 >

この作品をシェア

pagetop