The Guardian Legend
1章 守護神の世界
とある昔のことだった…
守護神と呼ばれる3人の神々は、自分たちが住む世界を独自に築き上げ、人々を導く神であった。
3つの世界とその3人の守護神とは…
まず、人間界の守護神…
人間は唯一無二の存在だと、信念を貫き通した鬼神朱羅(シュラ)
魔界の守護神…
魔界こそ世界の頂点に君臨すべきだと、主張した魔神凌雅(リョウガ)
そして、天界の守護神…
争いは、憎しみしか生まないと、平和主義者の天神聖仙(ショウセン)
彼らは長年互いに自分こそ正しいと争ってきたが、もう限界だった。
それもそのはず、争いは50年続いたと言われてきたのだから。
そこで守護神たちは、最後の力で自らの分身といえる守護獣たちを降臨させた。
それを住民たちの魂に宿した。
守護神の力には遠く及ばないがそれなりの力を与えた。
役割を終えた守護神たちは自らを封印するように眠りに就いた。
しかし、それはまた長きに渡る争いの火種となってしまった。