The Guardian Legend

 燃え上がる炎の剣を下から上へと振り上げた。

 炎の刃が出現し、勢いはどんどん増し玉座に目掛けて飛んでいく。

 デュアルは危険を察知し玉座から飛び降りた。

 その直後に炎の刃が玉座を両断し、玉座はあっという間に燃え尽きた。

 「少しはやるな。こちらも剣を出させてもらうぞ」

 デュアルは左手から淡い光の玉を出し、弾け飛ぶと中から2mを軽く超し、厚さは20cmの鋼の剣を両手でがっちりと握りしめた。

 威圧感が増し、思わず二人は一歩後退りをする。

 「逃げるなら今のうちだぞ」

 鋼の剣を床に突き刺し腕組みをし二人を睨む。

 「誰が逃げるかよ。人間をナメるな」

 まだ熱を帯びている剣の先端をデュアルに向ける。


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