The Guardian Legend
広々とした食堂に案内され、メイドたちが料理を運んできた。
その料理は、テレビでしか見たことがないような豪華な料理が並んでいた。
「好きな席に着きな」
正面にはデュアルが座り、その両隣に輝希と隆志が座る。
「そんなにおれの隣がいいのか?」
「うん、デュアルの隣りがいぃ」
大きくて広い席なのに両隣に座られたことに驚いた。数々の人々を招いたが、そんな人は初めてだからだ。
その二人の行動で、デュアルのさっきの凍り付くような目付きと顔はいつの間にか消えていた。
「仲間になったんだから別にいいじゃん」
「ひっ、輝希!王子様にそんな口聞いちゃ…」
「いいんだ。仲間になったんだからうざったい敬語なんていらない。隆志、遠慮するな」
デュアルの寛大な心にホッとした。
「なぁデュアル、食べていいの?」
「腹減ってるだろ?食べていいぞ」
「じゃあいただきまぁす♪」
勢いよくパクパク食べる輝希の姿は勇ましく思えた。
あれだけ戦ったのだからお腹が減っていて当たり前だ。
隆志とデュアルは、輝希を尻目にナイフとフォークを上手に使い料理を堪能した。