The Guardian Legend
「来ますよ!お待ちかねのDランクが!」
「よしっ!いくぞー」
気合いを入れて待ち構えていると目の前に黒い霧が現れその中から2mは超える巨大妖魔が二人を睨み付けた。
「おい…こいつは本当にDランクか」
輝希が隆志に問いただす。
「そのはずなのですが…」
疑いたくなるほどの威圧感を出し、その目は殺気立っている。
「ウゥー!」
どうやら二人を敵としてロックオンしたようだ。
「さてと…しゃあねぇからやるぞ、隆志。援護頼む」
剣を構え巨大妖魔を睨みつける。
「えぇ。わかりましたよ」
隆志は、背中の矢束から矢を三本取り出し左手に弓を構え少し後退する。
二人は恐れない。いつまで恐れていても、この場を乗り切れないからだ。
この世界の人々が武器を持つ理由…
それは自分自身を守るために…
生き残るために闘う