The Guardian Legend
決勝戦 電光石火
準決勝が不戦勝となり自動的に決勝戦へとコマを進めた。
「ついに決勝戦か、さぁ行くぞ!」
大歓声が響くスタジアムに足を踏み入れる。眩しいくらいのライトを浴びる。それは向こう側にいる対戦相手も同じだ。
一歩ずつスタジアムの中央にある闘技場の階段を登る。100段はあり、闘技場は宙に浮かんでいる。登りきると対戦相手の顔が見えた。
左側はデュアルと同い年くらいの女性。かなり美人でスタイルもいい。
しかし右側を見て自分の目を疑った。
金髪のツンツン頭に瞳は赤く背は輝希と同じくらい…
玲音だ。
「えっ!?なんであんたがいるの?」
「それはこっちのセリフだ。おれはミッションの優勝賞品を取りに来たんだ」
「私もそうなんだけど…」
「知らん、おれはおれのミッションを果たすだけだ」
輝希と玲音がもめてる間に審判長のユクドルがルール説明をする。
「決勝戦のルールを説明します。パートナーのどちらかがギブアップまたは空中闘技場から落下したら負けです。両者の準備が整いましたら始めます」