The Guardian Legend
「おれの隣にいる輝希こそおれに相応しい女だ」
デュアルは輝希の肩に腕を回し、引き寄せる。
「えっ?」
輝希は目が点になる。何が起こったのかわからない。
「デュアルが認める女性は私一人のはず。彼女は私以上ということね?」
「当たり前だ」
デュアルの迷いのない言葉と眼差しにユマリは確信した。
「では実力を試してみましょうか」
ユマリは戦闘体制となり輝希に目を向ける。
「ちょっとデュアル!展開がヤバいじゃん!それに私は玲音と対戦したいし、あいつの正体も…」
「さぁて、おれは玲音とやる。お前はお前で頑張れ!」
デュアルは楽しそうだ。ユマリと闘うより玲音と闘い、何かを得たいようだ。
「話しが済んだ?行くわよ」
ユマリは輝希に向かって一直線だ。
「あ~!もうやればいいんだろ!」
半分ヤケクソで輝希は剣をギュッと握り、ユマリに向かって行く。