The Guardian Legend
玲音とユマリの二人が輝希目掛けて襲ってくる。
このままでは輝希がやられるのも時間の問題。
輝希はデュアルの意図がわかっていた。
あの技を使えという合図だ。
輝希は立ち上がり、剣に全てを集め、精神を統一する。
「デュアル、わかったよ。だけど後のことは知らないから」
剣に装着したランドスタ王国のエンブレムが光始めた。それに呼応するように剣から炎が上がる。
「行くぞ!大地爆炎!」
左肩に毒を喰らったはずなのに、それを堪えて高々と剣を上げる。そして炎を纏った剣を地面におもいっきり叩きつけた。
地面が無数に裂け、裂け目から火柱が上がる。
「バカな!お前に二度も…」
誰も交わすことなんて出来ない。なぜなら大地爆炎により、宙に浮いた闘技場は崩れ落ち、下へと落下していく。