The Guardian Legend


 デュアルの決断に心が動いた者がいた。

 「…おれも入ってやる。勘違いするなよ。おれはおれの目的があるのだからそのために利用する」

 玲音も渋々了承した。


 「なんかいろいろありましたがメンバーが決まってよかったですね」

 隆志も輝希も安堵する。輝希はユマリに歩み寄りお礼を述べた。

 「ユマリさん、いろいろありがとうございます。助かりました」

 「いいのよ。あんな二人だけどよろしくね」

 「はい。ところでユマリさんは玲音と何の関係が?」

 気になっていたことを思い切って聞いてみた。

 「あの子とは古い付き合いよ。学校のミッションが来たから手伝ってくれって頼まれたの。それで今回の大会に出たの」


 ユマリの国とも日本防衛高専は友好関係を結んでおり玲音のミッションのサポートを依頼したらしい。

 そうとなったら必然的に輝希たちと大会で当たるのは予想内。


 どうやら学校側の手中にちゃんとハマってるみたいだ。



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