The Guardian Legend


 「メンバーはとりあえず決まったな。まぁ後でメンバーは追加できるし楽しみにしてるぞ。じゃあ明日学校でな」

 そそくさと石田は大臣にあいさつを済ませ城を後にした。

 「先生ー、ありがとー、また明日ー」

 石田を見送り、帰る身支度をする輝希と隆志。


 「さて、お前ら今日は泊まっていけ。明日一緒に人間界へ行くぞ」

 「いいの?」


 「あぁ。ユマリ、玲音も泊まっていけ」


 「じゃあ遠慮なく泊まるよ」

 「…デュアルの頼みとあらば泊まろう」


 パーティーも終わり、それぞれ割りふられた部屋に泊まる。




 部屋にこもった輝希は、興奮して眠れず、ふと剣のランドスタエンブレムをデュアルに返していないことに気付く。

 (あっ、デュアルに返すの忘れてた。もう遅いし明日返そうかな)

 剣を取り出しランドスタエンブレムを外した。剣の刃に目を向けると刃が前に比べて輝いているのがわかった。

 (あれ?前はもう少しくもってる感じだったけど…ランドスタエンブレムの影響かな?)


 今の段階ではまだ未知なる剣の変化には気付いていない。


 それは輝希がまだ剣のレベルに対応していないからだ。

< 79 / 96 >

この作品をシェア

pagetop