The Guardian Legend


 旅立つ4人は身支度を済ませ、荷物を持ち城を後にした。


 「いいの?城のみんなにあいさつしなくて?」

 「見送るなと伝えた。別れが辛くなるからな。それにユマリとミラナとは十分に話したから大丈夫だ」


 いつもの兜と鎧と大剣を身に付けているデュアル。いつもと違ったのは顔を見られたくないのか、兜を深く被りどの角度からでも表情を伺えなかった。


 4人が向かう場所、それはランドスタ王国の外れにある人間界へと続くワープゲートのある場所だ。そこにはワープゲートを守る2人の兵士、いわゆるゲートキーパーがいた。

 「デュアル王子。お話しは存じ上げております。人間界の日本防衛高専ミッションゲート行きですね?」

 「あぁ、頼む」


 ゲート横の番号を操作し繋げたようだ。


 「設定しました。どうかお気をつけて」


 深々と礼をする二人の兵士が見守る中、ワープゲートをくぐった。


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