The Guardian Legend
3章 黒の幻影
「お帰り。待っておったぞ」
ワープゲートをくぐった先は校長室の中だった。
(あれ?なんでだろ?まぁいいや)
着くと思っていた場所と違ったが一応学校内だから結果オーライだ。
「じゃあ早速ミッションを渡すぞい」
校長から次のような文章が手渡されたので輝希は恐る恐る読み上げた。
「SGA-F21番に次ぐ。魔王族直属の組織黒の幻影について調査し報告書を提出せよ。期限は1か月とする」
「黒の幻影だと!?」
青ざめた顔をする玲音とデュアル。本当にそのようなミッションなのか文章を確認する。
「黒の幻影って何?」
魔界事情を知らない輝希と隆志にとって重大さがわからない。