The Guardian Legend
久しぶりにクラスメイトがいる教室へ戻って来た。
「あっ!お帰り!久しぶりだな」
授業中にも関わらず大歓声に迎えられる。
担任の石田も授業を中断し輝希たちを祝福する。
「SGAに入ったのはみんな知っている。ミッションは校長から聞いたぞ。そんな高度なミッションを受け持つなんておれも嬉しいぞ」
「ちょっと仲間が増えてるじゃん」
直ぐにクラスメイトはデュアルに興味を持つ。
「瞳が赤いってことは悪魔なの?ねぇ名前は?」
たくさんのクラスメイトに囲まれ戸惑うデュアル。輝希に助けを求める視線を送る。
「この人はミッションに協力してくれたデュアルだよ」
「スゲー!何この鎧!」
「これが魔界の鎧なんだ。やっぱ全然違う」
「もしかして輝希の彼氏!?かっこいいじゃん」
どうしようもなく耐えきれなくなったデュアルは、その場から逃げ出した。鎧を着ている彼があんなに早く走れるのかというくらいに…
「どこ行くのデュアルー」
輝希が後を追いかけるとクラスメイトも石田も付いてくる。
「待ってくれ、デュアルさん」
「おい!まだ授業中だぞ!」