The Guardian Legend


 騒動が一段落し、4人は屋上に集結し、これからを話し合う。

 「どうする?近辺で情報収集する?」

 「いや、どうせなら天界へ行くぞ。あそこならたくさんの情報がある」

 「本当に行けるの?あの天界へ!?」

 「おれたちはSGAだぞ。行けて当然だ」

 天界という言葉に興奮する輝希と隆志。それもそのはず、二人は天界へ行ったことも見たこともない。

 「デュアルは天界へ行ったことがあるの?」

 「この呪いについて相談しに行ったことがある。だが天界の連中であっても呪いを解けなかった」


 デュアルの心中を察し、これ以上は聞けなかった。

 「玲音は行ったことあるの?」

 「…そんなのどっちでもいいだろ」

 急にふてくされる玲音。彼にとって天界は嫌いな場所のひとつである。

 「面倒だ。さっさと天界へ行って情報収集だ」


 学校の地下にあるワープゲートの前へと着く。

 校長からもらったミッション通達書の中にSGA専用パスが入っていた。このパスさえあれば、世界の行き来が簡単なのだ。

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