夢をみましょう
9番の男の子とは・・・

(うげっ!!)

今時古すぎる七三わけのキチッとした髪にメガネ・・・。

・・・はっきり言ってキモイ。

「いやぁ、詩音さんと一緒のペアだなんて・・・」

メガネ君は軽く頬を赤らめている。

「よろしく。」

手が差し伸ばされた。

「っよ、よろしく^^;」

『ガシッ』

メガネ君と握手しようとした手がストップされている。

「ちょっと待った。メガネ君」

顔を上げると、あの男の子。

「お前の番号は9じゃなくて‘6’だよ。」

「?」

確かに。よく見ると9じゃなくて6・・・?

「残念だったな。9は俺だ。」

(はぁぁぁぁああ!?!?)
< 13 / 24 >

この作品をシェア

pagetop