【完】無気力な幼馴染みがどうやら本気を出したみたいです。



「って、無駄話してないで早く先生に日誌出さなきゃ」

「柚月」


立ち上がった私の手を彼方は掴む。


「ねぇ、柚月」

「?」


やっぱり彼方の様子が変だ。


いつもの気だるげな表情ではなく、ピリピリとした威圧感を覚える。


「俺は、柚月と、ずっと一緒にいたい」


< 13 / 416 >

この作品をシェア

pagetop