【完】無気力な幼馴染みがどうやら本気を出したみたいです。



「柚月……っ」


余裕のなさそうな声を出し、私のうなじにキスを落とす。

彼方が私の首筋を優しく撫でた時、つい「それ、気持ちいにゃっ」と言葉が出てしまった。


「これ気持ちいい?」

「んっ、首、にゃでるの……気持ちいいっ」

「それじゃあもっと、気持ちよくしてあげる」


トンと押されれば、力の抜けた私の体なんて簡単に押し倒せるわけで……


「たくさん、気持ちよくしてあげるからね」

「かにゃた……っ」


そっと彼方は、私の肌を撫でて──……


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